とはいえ、いきなりすぐ相談して行動できる人は少ないと思うので、ブラック企業に対処するうえで重要な情報をまとめていきます。
ブラック企業を攻略するうえで覚えておくべきこと
会社が言うことが正しいとは限らない
「バイトには有給休暇はないよ?」
「新人のうちは企業に迷惑かけてるんだから残業代なんて出ないよ」
こんな感じで、ブラック企業では世の中の法律を無視したありえないルールが当たり前のように言われることがあります。実は経営者もろくにワークルールの知識をもっていないことが多いです。
例えば
日本では一日8時間以上働かせる場合は36協定を締結しないといけません。ですが、中小企業の半数以上は36協定を締結していません。残業完全0の職場は日本ではかなり珍しい存在なので、早い話が中小企業経営者の半分近くはそんな初歩的なワークルールすら知らないということになります。
さらに労働基準監督署という職場の警察みたいな人たちが企業を見回ると7割以上の企業でなんらかの違法行為が見つかっています。
それだけ日本では企業の違法行為に遭遇する可能性が高いです。
会社も全然ワークルールわかっていない またはわかっていて違法行為をしている可能性が十分あるので、会社の説明を真に受けるのは危険です。だからこそワークルールの知識とブラック企業への対処法を知っておく必要があるのです
自分を責めたりしない
ブラック企業から自分の身を守るうえで大事なポイントです。
ブラック企業はなんでもかんでもあなたのせいにしてきます。もちろん自分に非があるときもあるかもしれませんが、だからといって会社は違法行為をしていいわけではありません。
例えば
バイト中に皿を割ってしまった
これは確かに働く人の非ですが、それに対して
企業が割った皿の代金として翌月の給料から皿の代金を天引きした
この場合、実は企業が違法行為をしています。
会社の言うことを真に受けて自分を責めてしまったらブラック企業の思うつぼです。
ワークルールを身に着ける
もし仮に自分が違法に働かされていても、ワークルールの知識がないと見抜けないことも多いです。違法な働かせ方を見抜くためにはワークルールの知識を身に着ける必要があります。
最低限の知識を身に着ければ、職場で「なんか変だな?」と感じることが出来るようになります。そう思ったらすぐ相談先に相談してください。大体違法なことが多いです。
専門家に相談する
一人では対処することは困難です。状況に応じた相談先に連絡し、専門家の力に頼りましょう!権利を主張するのは悪い事ではありません。それに、相談できる人がいるのは非常に心強いです。自分ではなくて企業が悪いということが専門家からのアドバイスを通じてわかれば、かなり気持ちに余裕が出てきます。企業に色々理不尽なこと言われても『最低限のワークルールも守れない企業がなんか偉そうなこと言ってるわあ』みたいな感じで上から目線で見れるようになってきます。じっくり準備して、お礼してあげましょう!
証拠を残す
例えば、いくらサービス残業をさせられたとしても、証拠がないとサービス残業代を請求することは難しいです。大体サービス残業をさせるような会社はサービス残業の証拠を残さないようにしているので自分で証拠を確保する必要があります。
労働基準監督署に取り締まりをお願いするときも、労働組合を結成していろいろな問題を改善させる時も、労働弁護団に相談して残業代を請求するときも、すべて証拠が必要です!証拠の集め方は状況に応じて変わってくるので、専門家に相談してアドバイスをもらうのがおすすめです!このサイトでも状況ごとの証拠の集め方を核問題の対処方法として随時更新していきます!