サービス残業代を請求する方法

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残業(時間外労働)
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退職後でも請求できる

下にも書いてありますが、サービス残業は退職後にも請求できます。
ただ、証拠を退職後に集めるのは困難なので
いずれ転職するつもりでも職場にいる間に証拠は集めておきましょう。

自分で証明しないといけない

サービス残業代の請求は警察に任せてはい終わり!とはなりません。自分で証拠を集めて、自分が持ってる証拠でサービス残業があったことを証明しないといけません。ですが、それさえできれば取り戻すことが可能です。

ばれないようにやる

会社もサービス残業をさせていることは自覚しているはず。あなたが請求のための証拠集めしていることを知ったら絶対に妨害してきます。ばれないように行動しましょう。
コピーしたらばれそうなら
・無音カメラアプリで撮影して証拠を残す
・動画をとってあとでスクリーンショット
・デジカメで撮影(これなら設定すれば音でない)
などいろいろ方法はあります。

残業代は2年までさかのぼって請求できる

残業代の請求は2年までさかのぼって請求できます。なので可能な限りは2年分集めましょう。ただ絶対に2年分集めなければいけないわけではありません。集められたらラッキーというだけで、例えば半年分集めて、それを4倍して2年分と類推して請求するという手もあります。
証拠はあればあるだけ強力なので、ばれない範囲で可能な限り集めましょう。

サービス残業していた証拠を集める

今すぐ行動を起こす気がなくても遡って請求ができるので、少しずつでも下記の証拠を集めておきましょう。100万単位のサービス残業代を払わせたなんて話は多く見かけます。働いていた時間がわかるものであればなんでも証拠になる可能性があります。
証拠集めは必ず専門家に相談しながらやってください。
実はそれは証拠にならなかった、、などは切なすぎるので
ついでに複数の相談先に相談して、今後の対処方法も決めておきましょう

労働契約したときの書面

雇用通知書、雇用契約書、労働契約書などさまざまな形態がありますが、とにかく会社と契約したときの書類一式を引っ張り出してください。労働条件や残業のルールがかいてあるはずです。

就業規則

職場に10人以上労働者がいるならこれがあるはずです。本来これはいつでも見れるように配布したり、置いておく必要がありますが、ブラック企業の場合隠していたりする場合があります。無理して見せてもらおうとしたらばれる可能性がでてくるので、あくまで手元にあったり、無理なく証拠として残せそうなら手に入れるようにしておきましょう。

勤怠やタイムカードのコピーや写真をとる

最も有効な証拠になるのはこれです。タイムカードを残業前に押させられていてサビ残の記録が残っていなくてもしっかり保存しておきましょう
後で、提示後に職場からメールを送信しているのに、タイムカードだと定時に帰っていることになっているのはおかしいなあ?と攻める材料になります。

スケジュール帳や日記に記録する

・いつ
・どこで
・だれが
・なにを
・なぜ
・どうやって
こういった情報がスケジュール帳に詳細に記録されていれば証拠してのの能力が高くなります。

〇月〇日
残業2時間

だけでは証拠能力が弱いですが

〇月〇日
20時 ○○の報告書を作成し〇氏に提出
21時 △のデータを◇社に送信
22時 ◇社の要請でデータを修正
23時 修正データを送信し、帰社

などと日頃からスケジュールを細かく記録しておけば、後述のメールの記録などど組み合わせて証拠能力が高くなります。

パソコンの記録

パソコンのログイン・ログアウト情報が見ることできるなら、その画面のスクリーンショットを保存してUSBメモリなどに入れておきましょう。もしくは画面の写真を撮っておきましょう。

メールやラインのやりとり

サービス残業時間帯に仕事のメールをやり取りしていたら、それだけで仕事の証拠になります。

もし、職場でしか使えないアドレスがある場合は、日報代わりに何時まで何をしていたか帰る前に自分のメアドあてにメールを送っておいてもいいでしょう。その時間まで企業で働いていた証拠になります(どこかからでも送れる場合は証拠にならないですが、、)。

仕事のメモ

自分がサービス残業時間帯に仕事をしていたことがわかるメモや書類はすべて保管しておきましょう。ファイル作成時間などからもいつまで仕事をしていかわかります。

FAXの送信履歴

FAXの送信時間をみればいつ仕事をしていたかわかります。サービス残業時間帯にFAXを送信した場合は送信結果ログの写真などをとっておくといいでしょう。

残業時間記録アプリ

残業時間をGPSなどで自動記録してくれるアプリや、自分で手打ちすると記録にしてくれるアプリなどがあります。弁護士事務所と連動しているものは使い勝手がいいですが、行動選択肢は弁護士おんりーになります。

対処方法

弁護士に依頼する

着手金20万~
取り戻したお金の2割~
くらい持ってかれるけど、一番人任せにできる方法。サービス残業代の額がすさまじい場合はこれがお勧め
200万サビ残代があったら、140万くらい手元に残る

組合を結成して残業代を全員で請求する

職場で不満を持つ人が多くいる&その職場を変えてまともにしたい場合は、労働組合を結成して、全員で請求&残業代をしっかり払う職場になるよう改善を目指すという手もある。労働相談の一番上の相談先にかければ最後まで面倒を見てもらえる。手間はめちゃくちゃかかるが、弁護士費用はかからないし、なにより職場にいる同僚はみんなハッピー

1人で労働審判で戦う

労働審判という制度をつかえば一人で企業と交渉が行える。ワークルールと交渉に自信があれば、だれにも頼らず戦えるが、ハードルはなかなかに高いです。過去に一人で戦った人の事例を聞いてまとめようと思います。

https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_minzi/minzi_02_03/index.html

一人で個人加盟ユニオンに加入して戦う

選択肢がありすぎ&どうなるのかがわからな過ぎてこのサイトでは紹介できません。というのも相談先のスタンスでどういった交渉で、どういった結果になるかが大きく変わるからです。最後まで懇切丁寧に対応してくれたし、弁護士ほどお金もかからずに済んだという例もあれば、事を大きくしたくなかったのに、記者会見させられて職場の前でデモやらされて、お金を勝ち取ったはいいけど半分もってかれてしまった。という話もあるからです。この選択肢を選ぶ場合はしっかりと相談先を吟味してください。

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