就職・転職情報から見分けるブラック企業

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ブラック企業の見分け方

企業について調べているときに、気を付けるべきポイントをまとめました。四季報は就活に絶対必要なアイテムです。就活サイトはお金をたくさん払えばブラック企業だろうが何だろうが優良企業に見せるように作ってくれますが、四季報は中立的に書いてあるので騙されにくいです。

特に重要な項目
・離職率の高さ(平均年齢の低さ)
・残業時間の長さ
・有給休暇取得日数(付与日数ではなく取得日数)
・固定残業代(みなし残業代)制度の有無
↑就活時に絶対知っておきたいワークルールはここに随時まとめてあります

企業名+ブラックで検索するとたくさん結果がでてくる

火のないところに煙は立ちません。なぜブラックといわれているのかをよく確認してみてください!業界が抱える問題が見えたり、ほかの企業を見る時にも役立ちます。

転職者の口コミ内容がよくない

転職会議にいろんな人から悪い評価が書かれている企業は要注意です

転職者向けのサイトで転職会議というサイトがあります。会員登録(無料)すると、転職予定の人が自分の企業について、食べログのように書いた口コミを見ることが出来ます。リクナビやマイナビに載っていない、実際に働いている人が見てきた職場の真の姿を確認できるので、新卒でもとりあえず登録しとくとめちゃめちゃ便利です。業界のイメージと現実ギャップを埋めるのにも役に立ちます。口コミが数個で絶賛されてる場合はサクラの可能性もあるので注意してください。

企業名で検索すればこういった就活サイトでは見えない企業の姿をみることができます。

離職率が高い(平均年齢が異様に低い)

3年以内離職率が平均である30%を超えている企業は要注意です。
離職率(仕事辞める率)が高いということは、人がやめまくる前提で前提で大量に採用し、無茶な働かせ方させて、生き残る人だけを選別するブラック企業の可能性が高いからです。

同じ理由で、平均年齢が異様に低い企業や、従業員数に対してやたら多くの人を採用している企業も注意が必要です。 この情報は四季報に掲載されています

残業時間(平均)

平均40を超えていたら注意です
掲載されている残業時間は平均であるということに注意してください。営業で80時間の人と事務で0時間の人がいたら平均は40時間です。
若手のうちは平均の1.5~2倍になるという計算をしといたほうが良いです。残業が80時間を超えたら過労死ラインということは絶対覚えておいてください
そもそも残業時間が長い企業というのは人手不足を解消しないままにしている企業だという認識をしたほうがいいです。

有給休暇取得日数

有給取得日数の平均は約10日です。これを下回ると休みにくい職場ということになります【取得日数】であることをしっかり確認してください。有給休暇最大20日!と書いてあっても取得できるとは限りません。

過労死、過労自殺をだした過去がある

ネット検索で企業名+過労死 などで調べたとき見つかった場合は注意が必要です。
過労死や過労死自殺があったということは、異常な残業時間や、パワハラがあった職場ということです。
例えば電通は過去に1991年に過労自殺を出してから、業務の見直しを行いましたが、2015年にまた過労自殺を引き起こしています。企業はなかなか変われません。
1回目: https://blog.goo.ne.jp/stopkaroshi/e/4fa059f4282c16917923e38191c4cacb
2回目: https://www.huffingtonpost.jp/karin-amamiya/death-by-over-working_b_12567780.html

固定残業代(みなし残業代)制度がある

長時間労働&サービス残業の可能性が高いです
固定残業代(みなし残業代)とはあらかじめ決まった時間の分の残業代を払う制度です。例えば固定残業代40時間となっていた場合は、毎月40時間分の残業代が支払われます。つまり毎月40時間は必ず残業があると考えていいでしょう。
本来ならこの制度、40時間以上残業させたらその分の残業代を払わないといけないのですが、残業代定額と勘違いしている経営者と労働者が多いので、大体の場合、いくら残業しても40時間分しか支払われません。さらに基本給が低いのでボーナスも相当ひくくなります。
この制度を導入している企業は見かけの給料を高く見せようとしている&サービス残業をさせられる可能性が高い企業と思っていいでしょう

短期間で管理職や店長になれる

長時間労働&サービス残業の可能性が高いです
労働基準法では管理監督者に残業代は支払わなくていいことになってます。
ブラック企業はそれを悪用してして入社して間もない人を管理監督者扱いにし、残業代を払わないことを正当化しようとしてきます。
しかし労働基準法がいう管理監督者とは、経営者並みの権限と自由度と待遇の人を指していて、ブラック企業にに入社してすぐの名ばかり管理職や名ばかり店長はこの条件に合いません。つまり違法行為です。
過去にマクドナルドがこの名ばかり管理職、名ばかり店長という問題で大問題を引き起こしています。

その他便利な情報源

職場に労働組合があるか検索する

このサイトを使うと、700万人の労働者が集まる日本最大級の労働組合【連合】に所属している企業を検索することが出来ます。志望している企業名を入れてみてください! 労働組合があると検索結果に出てきます
http://www.jtuc-rengo.or.jp/unionsearch/
労働組合がある職場は定期的に労働者と経営者がコミュニケーションをとっている&何年、何十年と労働条件の向上について交渉をしてきているので、同水準の企業の中ではホワイト企業である可能性が高いです。仮に何か問題があっても相談できる味方がいるというのは非常に心強いです。

ブラック企業大賞

http://blackcorpaward.blogspot.com/
毎年ブラック企業大賞を発表しているサイト、ノミネート理由なども書いてあるので要チェック。
かなり話題になった企業しか載っていないので、避けるべき会社を探すというより、ブラック企業の特徴を勉強しにいくイメージで使うといいと思います。掲載企業の中には問題発覚後労働組合が頑張って労働条件が大分マシになったところもあります。

労働基準関係法令違反に係る公表事案

https://www.mhlw.go.jp/content/000534084.pdf
厚生労働省が毎年発表している、違反行為があった企業リスト
一年更新なので、3年前に違反があった企業などはわからない(まとめてくれてるサイトはある)
ここに名前があった企業は直近一年でやらかしている。何をやらかしたかも書いてある。労働安全に関するものがおおい。

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